最近は、銀歯ではなくセラミックのような白い歯を選択する人が増えてきました。これは銀歯に伴うリスクが広く知られるようになったからでしょう。今回はそんな銀歯のリスクを宮崎市の宮崎北歯科医院がわかりやすく解説します。
▼銀歯にはこんなリスクを伴います
◎金属アレルギーを発症する
銀歯によるリスクに注目が集まるようになったきっかけは、「金属アレルギー」です。まさか歯科治療で入れた銀歯が金属アレルギーの原因になるなんて誰も思いませんよね。けれども保険診療で入れる銀歯は安定性が高くはなく、さまざまな刺激に晒される口腔内ではアレルゲンとなっても何ら不思議なことではないのです。実際、銀歯から溶け出した金属イオンが歯茎の血管に入り、抗原と認識されてアレルギー反応を引き起こす作用が確認されています。
◎歯茎が黒くなる
銀歯から溶け出した金属イオンは、歯茎に沈着して黒ずみを生じさせます。いわゆる“メタルタトゥー”ですね。歯茎が黒ずむこと自体は健康上、それほど大きな害は見られないものの、審美面においては大きな障害となります。
◎虫歯が再発しやすい
銀歯は、セラミックで作った人工歯よりも歯質との適合性が低いです。装着の際に使用するセメントも劣化しやすく、虫歯の再発リスクが高くなっています。過去に入れた銀歯を外してみると、その中で虫歯が発生しているケースは珍しくありません。
▼銀歯のリスクはセラミック治療で解消できます
上述した銀歯に伴うリスクは、セラミックのみを使った治療ですべて解消できます。セラミックは10年、20年使い続けてもその成分が溶け出すことはありませんし、摩耗や変色も起こりにくいです。適切なケアを継続することで、虫歯の再発リスクも限りなくゼロに近付けられます。そうした背景もあり、最近では銀歯をセラミック歯に交換する人が増えているのです。今は問題なくても、5年後に突然、金属アレルギーを発症する可能性もあるため、先手を打って安全性の高い人工歯に代えておくことは賢い選択といえます。
▼まとめ
今回は、銀歯のリスクについて、宮崎市の宮崎北歯科医院が解説しました。銀歯はさまざまなリスクを伴うと同時に、費用が安い、壊れにくいというメリットもありますので、絶対的に劣った人工歯というわけではありません。その点も踏まえた上で治療を選択するようにしましょう。
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